配信日時:2019年1月15日(火) 10時50分
2019年1月10日、韓国・JTBCは、ソウル市内のカフェ密集地でカップの衛生状態を調べた結果、「掃除していない便器と同じくらい汚いものが使用されていた」と報じた。
韓国では2018年8月から、店内での使い捨てカップの使用が禁じられている。そのためほとんどのカフェでは、ガラスやプラスチック製、陶器のカップが使われている。
同メディアによると、あるカフェで注文したコーヒーを受け取った後すぐにカップのふちを測定用の綿棒で拭き、その場で測定器にかけ汚染度を確認した結果、数値は5740だった。掃除をしていない便器(6097)と同水準だという。周辺のカフェも回って調査したところ、食器に適用される衛生基準値の400を超えたのは、10軒中8軒に上ったと伝えている。また、セルフサービスの水用に置かれているカップも、ほとんどが基準値を超えていたという。
調査に同行した食品安全研究の専門家は「顧客の回転率が高く、食器の消毒などをする時間がない」ことを指摘している。一方、カフェの関係者は「きちんと洗い、消毒もしているが、コーヒーは油だし、どうしようもない」と話しているという。
この記事に対し、韓国のネットユーザーからは「この世で一番きれいなのは便器かもしれない」「これでは外食もできないな。箸やスプーンは大丈夫なのか?」「カフェもレストランの厨房のように食洗機を導入してカップを増やすべきだ。小さなシンクで、注文を受けるかたわらに適当に洗っているから汚いんだ」などの声が寄せられている。
また「使い捨てを使わせろという宣伝では?」「どうしてカフェだけ調べるの?。箸や皿、テーブル、全部調べるべきでは」「この調査方法だったら、外食は全て引っ掛かるし、家庭だって高い数値が出そう」などという記事に対する疑問の声や、「面倒でもマイタンブラーを持ち歩こう」「それでも使い捨てを減らす努力を止めてはいけない」などの呼び掛けも見られた。(翻訳・編集/麻江)
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Source: おもしろ韓国ニュース速報