朝総連との関係 反省ない限り変えぬ
中央大会で就任した新3機関長は、記者会見に臨んだ。呂健二団長は記者からの質問に答えた。以下は主な一問一答。
--在日同胞が本国に貢献した歴史を、本国の教科書に掲載しようという運動は継続するのか。
「継続は力」だ。前執行部が行ってきた重要な活動を継続することが大事であり、その活動によって、在日と本国の相互理解につながる。
--「韓日合意」についてどう考えているのか。
韓国国民の情緒もあるが、日本人の心情もある。価値観がぶつかる問題だけに、合意の具体的な内容については論評しない。しかし、国と国とが約束したことだから、ちゃんと履行すべきだと民団の立場は変わらない。在日の生活を守るためにも、そう主張しなければならないと思う。
--文在寅政権の南北融和策についてはどうか。
本国政府の政策については、日本に居住する私たちがあれこれ言うのはいかがなものかと思う。
--参政権の再構築を掲げているが。
私自身が民団に関わるようになったきっかけが地方参政権だ。1989年頃から運動を継続してきた。地域住民として納税の義務を果たし、地域の活動に参加しながら、貢献もしている。生活に密着している問題に対して、当然コミットしてもいいじゃないか。地方選挙権付与は世界のすう勢でもある。本格的にこの運動に取り組んだ94年当時、3300余の自治体のうち、1750余の自治体が「付与すべき」との意見書を採択した。日本の憲政史上なかったことだ。粘り強く運動を継続することが、他の問題の解決にもつながる。当時の運動を知らない現役世代に対して、勉強会を開いて運動の意義をもう一度知らせていく。
--次世代をどう育成していくのか。
国籍選択は個人の裁量の問題だ。次世代が屈託なく生きてゆける社会をつくりたい。それは地方参政権ともリンクする。出自を堂々と明らかにして、日本の社会でも韓国でも頑張っていける。そんな社会、明るく生きる社会をつくりたい。
--朝鮮総連との関係をどうするのか。
日本に住み、地域社会と共生する立場からすると、日本人が心を痛めている拉致問題について理解できる。「地上の楽園」と嘘をついて9万3千人を北に送り込み、その結末が日本に200人くらい来ている脱北者だ。総連はこの事実に対して一言も反省の弁がない。核やミサイルについても「自衛の手段だ」と強弁する。そういう状況だから、総連との関係を変えることはない。
ソース:民団新聞 2018.2.28
http://www.mindan.org/front/newsDetail.php?category=0&newsid=24325
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Source: おもしろ韓国ニュース速報