中国人民解放軍の軍用偵察機1機はこの日、江原道江陵の東方沖合およそ90キロ海上の防空識別圏(KADIZ)に4時間17分にわたり無断で侵入した。またその周辺海域では中国人民解放軍の艦船も同時に活動していたという。中国によるKADIZ侵犯は今年に入って1月、2月、4月に続き4回目で、そのたびに海上では海軍艦艇も作戦を展開していたようだ。
さらにこの日、米国と日本は東海上で空軍による合同演習を実施していた。グアムを出撃した2機の米戦略爆撃機B52が日本の航空自衛隊の戦闘機F15と合同で訓練を行っていた。韓国は米国との合同軍事演習を中止したが、日本は合同演習を一切中止しておらず、今月中旬にも米軍と自衛隊はハワイで地対艦ミサイルの発射訓練を行った。
韓国は8月に予定されていた韓米合同軍事演習「乙支フリーダム・ガーディアン」を取りやめたが、米国と日本は8月の合同軍事演習を予定通り実施する。
米国、中国、日本が互いにけん制を強める中、ロシアもこれに加わっている。今月13日にはロシアの長距離爆撃機2機が東海のKADIZを4回侵犯した。韓国軍合同参謀本部の関係者によると、ロシアの軍用機は今年に入って複数回KADIZを侵犯したが、1日に4回も侵犯したのはこの日が初めてだという。
防空識別圏は領空ではないが、とりわけ軍用機が通過する際には事前に相手国の許可を得るのが慣例だ。ところが中国とロシアはこの慣例を無視し、自らの領空のようにKADIZを自由に出入りしている。
さらに中国は「ロシア製THAAD(高高度防衛ミサイル)」ともいわれるミサイル防衛システム「S400トライアンフ」を先週実戦配備し、近く試験発射を行う予定だという。レーダーの最大探知距離は700キロで、これによって韓半島(朝鮮半島)全域を監視できる。
韓国のTHAADは1年以上にわたり地元住民や活動家の反対運動、さらに政府による環境影響評価といった口実で兵士の常駐や燃料補給に必要な工事さえいまだに終わっていない。
仮に北朝鮮の核問題が解決したとしても、東北アジアの安全保障環境はさらに複雑化するだろう。この激動の時期に何よりも重要なことは、いかなる状況でも国を守ることのできる防衛力だ。ところが韓国は東北アジア全体にすでに平和が訪れたかのように考え行動している。
北朝鮮は今のところ核廃棄について何も語らず、そのスケジュールも一切明らかにしていない。たとえ北朝鮮が本当に核を廃棄したとしても、韓国の周辺には他国の立場や状況など全く意に介さない強大国が集まっている。国にとって安全保障政策は何よりも優先すべきであり、これを一度でも誤ってしまうと国全体が取り返しのつかない事態に巻き込まれてしまうのだ。
2018/07/30 10:43
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/07/30/2018073001069.html
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在日米軍も撤退させろ、安部自民政権は辞職しろ、
中国韓国北朝鮮軍の日本常駐を歓迎する、と表明するのか
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Source: おもしろ韓国ニュース速報