首相は拉致問題を米朝首脳会談で取り上げるようトランプ氏に働き掛ける方針。トランプ氏も拉致など人権問題を重視しており、日米で足並みをそろえる構えだ。
非核化の段階的措置については、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が三月二十六日、中国の習近平(しゅうきんぺい)国家主席との会談で言及した。関係国には、制裁解除や経済支援など見返りのない非核化には応じない姿勢を示したと認識されている。日米両政府は、過去に同様の方式で失敗した教訓を踏まえ、段階的に見返りを与えていてはCVIDの早期実現はできないと判断した。
首相はトランプ氏との会談で、こうした考えを日米韓三カ国の基本方針とし、六月上旬までの開催が見込まれる米朝首脳会談で、トランプ氏から正恩氏に提起するよう要請するとみられる。
ただ北朝鮮と日米の立場との隔たりは大きいとみられ、従来の「行動対行動」の原則に基づかない形で、北朝鮮から大幅な譲歩を引き出せるかは見通せない。
2018年4月15日 朝刊
東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201804/CK2018041502000132.html
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Source: おもしろ韓国ニュース速報