サムスン、崖っぷちに立つ

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28日、日本半導体材料のほかのアクション時に追加のリスク

29日、破棄差し戻し時は裁判長くなり、将来の経営に大きな負担

イ副会長、揺るぎない非常体制で「現場経営」の歩み

[アジア経済、パク・ソヨン記者]サムスンとイ・ジェヨン三星電子副会長が崖っぷちに立った。 28日、日本のホワイトリスト(安保上輸出審査優遇国)除外が本格的に施行され、29日に最高裁国政壟断上告審が宣告される。韓日経済紛争と米・中貿易紛争という外部の悪材料と宣告という内部悪材料が一度に押しかけたのだ。サムスンの未来が今週決定される。

◆D-1、ホワイトリスト除外=日本政府は、来る28日から韓国をホワイトリストから除外する。業界では、日本がこの日、半導体やディスプレイなどの主要業種の追加規制を出す可能性が少なくないと見て警戒を緩めていない。追加規制品目としては、半導体ディスクである「シリコンウェハー」と回路を描画するときに必要な「ブランクマスク」、フレキシブルOLEDを作成するときに必須の素材である「シャドウマスク」などが挙げられる。

このような日本の輸出規制は、米・中貿易紛争の余波による米国と中国のモバイルやIT企業の投資萎縮現象と重なり、サムスン電子に打撃を与えている。サムスン電子の営業利益は、今年上半期に12兆8300億ウォンで、前年同期(30兆5100億ウォン)の50%を下回る不振に終わった。従業員に還元される成果給も半分程度に減少した。

半導体業界の関係者は、「ホワイトリスト除外は実効性がないという初期の予想とは異なり、韓日軍事情報保護協定(GSOMIA)破棄以後業界も予測不可能の状況に備えている」とし「不確実性が最大の恐怖」と述べた。

◆D-2、サムスンの未来50年を左右する3つの主要な争点= 29日宣告される予定のイ副会長の判決は、3つの争点がカギだという分析が出ている。最高裁が3つの争点についてどのように判断するかによって、イ副会長の運命が大きく左右すると思われるものだ。

まず、「典型的な政経癒着」の事例であると判断した1審裁判所の判断とは異なり、「受動型賄賂事件」と見た控訴審の判断が維持されるかどうかだ。 2審は「仕方なく賄賂を提供した」という判断に応じて、イ副会長に執行猶予を宣告した。

もう一つの争点は、量刑が最も重い財産国外逃避容疑が成立するかどうかだ。当初特検が主張した財産国外逃避疑惑がそのまま受け入れられた場合、少なくとも懲役10年から無期懲役まで宣告が可能だったが、認定額が半分に削られ、法定刑が懲役5~30年に低下した。 2審ではこの部分を無罪と判断した。

法曹界では破棄差し戻し可能性が大きいと見ている。パク・クネ前大統領とイ副会長の2審判断は賄賂を認めた額に関する結論が交錯した状況であるため、この部分の追加の判断が必要である理由からだ。この場合、裁判が短くて1年、長びけば数年もかか​​ることがあり、サムスングループの将来の経営に大きな負担として作用する可能性がある。

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◆イ・ジェヨン、揺るぎない経営意志表明=イ副会長は、不確実性の拡大にもかかわらず懸案問題に直接対処している。イ副会長は5日、サムスン電子半導体などの電子系列企業の社長団と緊急戦略会議をしたのに続き、6日、サムスン電子温陽天安事業場(半導体検査・パッケージング)、9日平沢事業場(メモリ半導体)、20日、光州事業場(家電)、26日、サムスンディスプレイ忠南牙山事業所を訪問し、現場経営を続けている。イ副会長は宣告結果にかかわらず、最近進めてきた現場経営の歩みを続け、非常経営体制を導いていく方針であることが伝えられた。

サムスン電子事業のサポートTFを中心に判決後準備状況を点検し、控訴審の執行猶予宣告が確定された場合と、破棄差し戻しで再審を受けなければならない場合のそれぞれを想定して判決直後対応策とともに以降の副会長去就と日程を全般的に準備していると伝えられている。いずれの場合も、イ副会長の去就がすぐに変わりはしないので、「揺るぎない経営意志」を継続的に表明する公算が大きいというのがサムスン内外の観測である。

財界関係者は「最高裁の決定にはどんな予測もできないが、グローバル経営環境が急速に変化する状況で再び「オーナー空白」事態だけは避けたいというのがサムスンの立場」とし「国政壟断事態によるリスクがグループ全体に継続して激しいグローバル競争に正しく対応出来ていないという懸念が深まっている」と述べた。

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ