ブルームバーグ「最長空売り禁止した韓国、株価暴落の危険」
世界で最長期間空売りを禁止した韓国は、株価急落の危険にさらされていると、米国のブルームバーグ通信が4日(現地時間)報じた。
ブルームバーグは、「韓国当局が空売り禁止を5月まで再び延長したことを受け、韓国は世界で最も長い間、空売りを禁止する国となった」とし、「リスクヘッジの手段を失った外人投資家らが韓国から撤退し、株価が急落しかねない」と警告した。
韓国はコロナ19による経済衝撃を緩和するため、昨年3月から空売りを禁止した。
当時、他の国々も空売りを禁止したが、大半の国が禁止措置を解除した。 インドネシアは今月に空売り禁止を解除しており、フランスも昨年空売りを禁止してから数ヵ月後に解除した。 これを受け、韓国は世界で最も長い間、空売り禁止を行う国となった。
ブルームバーグはさらに多くの世界的ファンドマネジャーやプレイヤーたちが人為的な空売り禁止で株価を支持する韓国に対して憂慮していると紹介した。
シドニーAMPキャピタルインベスターの市場責任者ネーダー内耳は「韓国が活況地であるにもかかわらず空売りを禁止したことに驚いた」と述べた。 同氏は「韓国当局の目標は市場の衝撃を避けることだが、意図しない結果、市場の流動性が急落し、株価が暴落する可能性がある」と付け加えた。
マッコーリー韓国株式部門全経大最高投資責任者(CIO)は「空売りがなく、高評価された株式に対する賭けが遅延し、累積している」と述べた。 また、「こうした状況で空売りが解除されれば、市場に短期的な衝撃が生じるだろう」と付け加えた。
トレーダーらは空売りがなければ株式先物を利用し、リスクをヘッジすべきだと口をそろえている。
韓国の個人投資家らは空売り禁止で株式市場を掌握するようになった。 現在、韓国の個人投資家は株式取引の70%を占めている。 これは2019年の48%から大幅に増加した数値だ。
個人投資家らは空売りが機関投資家に一方的に有利で、市場の流動性を害するとして、これを廃止することを強く要求している。 しかし、機関投資家らは空売り禁止がかえって市場の流動性を害すると口をそろえている。
マッコーリー全経大CIOは「韓国政治家のポピュリズムが長期間空売り禁止をもたらした」とし「規制当局が世論に搖れているのが残念だ」と述べた。
Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ