8年ぶり――。
サッカーワールドカップ、6月28日のポーランド戦。日本は0-1で負けるも、フェアプレーの得点数でセネガルを上回り、南アフリカ大会以来となるベスト16を達成した。
「韓国は世界ランク1位に初めて勝ったアジアチームだ」
前日、ドイツ相手に劇的な勝利をおさめ、興奮冷めやらぬ韓国でも、日本VSポーランド戦への関心は高かった。試合当日の午後からはポータルサイト「NAVER」の検索語でも1~3位圏内に浮上。
日本を応援する書き込みはポーランドを圧倒的に上回っていたが、「日本が初めて南米を破ったアジアチーム? 韓国は世界ランキング1位に初めて勝ったアジアチームだ」という、“おいおい、ちょいと調子に乗りすぎ?”的なものや、「ドイツ戦前までは日本だけでも(ベスト16に)勝ち上がってくれ、アジアの自尊心にかけて、日本がベスト16入れすれば韓国サッカー協会も目覚める。と思っていたけど、ドイツに勝ったから今は『日本脱落しろ』の雰囲気、なんて(笑)」というものも。
それでも、日本を応援する内容が多く、「こうなったらアジア圏で唯一生き残ったから、ベスト16入りしないといけない。アジアの底力を見せろ」、「永遠のライバルであり敵である日本の勝利を予想する」、「ポーランドが2試合負けて最後に勝つスタイルだ。日本も緊張しないと」といった書き込みが見られた。
時間稼ぎのためのパス回しに「島国らしい」
ところが、試合終了後、負けているにもかかわらず時間稼ぎのために自陣でパス回しをした日本のゲーム内容には侃々諤々の議論が飛びかった。
「あんなふうに観衆と全世界のサッカーファンを欺瞞するプレーでベスト16入りしてなんの意味がある」、「島国らしい。もう一試合やろうと汲々としている」と後半最後にボールを回し続けた日本チームを批判する声もあれば、「体力を温存するのは当然のこと。なんでも無条件にベストを尽くせという“無概念”があるから韓国サッカーは発展しないんだ」、「日本は今回運がよかった。ただ、運も実力がなければ必ずどん底に落ちる。ともかく、ベスト16に進出したのだから精一杯闘ってくれ」というものもあった。
2002年の日韓W杯で華麗なプレーを見せた元韓国代表の安貞桓は、解説者として出演していた韓国MBC(文化放送)で「韓国は美しく敗退し、日本は醜くベスト16入り」と皮肉った。また、韓国がグループリーグで2連敗した時に、「サムライの挑戦精神、韓国は日本を見習え」と書いた全国紙の中央日報は、「これがサムライ精神か。日本のボール回しに批判続出」と試合内容を批判した。
ミス連発の選手に「資格剥奪」「国外追放」の書き込み
そんな韓国の日本批判にもどこか余裕が感じられるのもそのはず。
韓国は最後に、これぞ“韓国闘魂”の真骨頂といわんばかりの試合を見せた。
6月27日の韓国VSドイツ戦。
DF金英権選手が初ゴールを決めた瞬間、ソウル市内のそこここでは歓声が鳴り響いた。
歓声があがらないわけがない。相手は前回大会の覇者であり、FIFAランキング1位の強豪ドイツ。韓国はそれまで初戦のスウェーデン(0-1)、第2戦のメキシコ(1-2)と黒星を重ね、その負けっぷりへの苛立ちの矛先はミスを連続したDF張賢秀選手へと向かっていた。「資格剥奪」から「国外追放」「鞭打ちの刑」などの醜い書き込みはネットや青瓦台(大統領府)の請願掲示板にまで広がって、韓国は憂鬱な雰囲気に覆われていた。
ドイツ戦前、知り合いの40代の会社員は、「ミスをした選手のプレーをみると、国家代表の技術があのレベルでいいのかと憤りも感じましたが、あくまでもスポーツ。SNSで個人攻撃がされているという事実が、ただでさえ負けて悔しいのにさらに嫌な気分にさせる」と話し、ドイツ戦については、「相手は世界一のドイツですよ。勝率は0.0000……くらい、勝てたら奇跡」と諦めきっていた。
ドイツ戦当日の朝刊にも、「1% それでも信じてみる」(京郷新聞、6月27日)、「作戦名はミッションインポッシブル」(中央日報、同)など祈るような見出しが並んだが、まさかの大番狂わせが起きた。
「日本の躍進を見るのは正直つらかった」
以下ソース
フェアプレーポイントは得点と同じ~現状ルールで時間を稼ぐ批判は
ファール反則を肯定することと同じ、恥ずべきはファール反則多用の人や国。
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Source: おもしろ韓国ニュース速報