国の借金945兆「史上最大」…米国・日本と事情違う
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このように政府予算は約556兆ウォンに策定されました。 問題は、使う金が増えた反面、経済が萎縮したため、税金収入は減るという点です。 それだけ国の負債が増えるということですが、国の債務は945兆ウォンに達すると見られます。
続けて、ファ・ガンユン記者です。
[記者]
来年は史上最大の約90兆ウォンの赤字国債を発行する予定です。
このため、昨年末38.1%だった国内総生産、GDP対比国家債務比率は、来年46.7%へ急激に上昇します。
この傾向だと2022年には50%を超え、2024年には60%に近づく見込みです。
[ホン・ナムギ経済副総理:今のような防疫・経済戦時状況では、一時的な債務と赤字に耐えながらでも財政に求められる役割を忠実に実行することが…]
前例のない危機状況であるだけに、国の借金や赤字を甘受してでも、経済を回復しなければならないという苦肉の策ですが、借金の増加スピードが過度に速いのは問題だという指摘が多いです。
[梨花女子大学行政学科パク・ジョンス教授:中期計画ですでに国家債務の水準を完全にジャンプアップした(跳ね上がった)トレンドラインに持っていくというのは、非常に間違ったシグナルを与えかねません]
韓国は対外開放水準が高い輸出中心国家であるだけに、対外信任度を考慮しなければならないという意見も多いです。
国家債務比率が高い米国や日本、欧州などとは事情が違うということです。
[ホン・ウヒョン漢城大経済学科教授:基軸通貨だと、負債が少し多くても我慢できますが、韓国の場合はそれができません。 ドルでくれと言ったらいくらお金を刷ってもウォンの価値が下落します。]
国家債務比率が2023年までに46%を超えれば、国の格付け下方圧力として働きかねません。
財政健全性を守りながら福祉水準を高めていくためには、普遍的な増税議論が必要だという指摘が多いですが、直接的な議論はまだ行われていません。
財政健全性維持のため、適切な国家債務比率をあらかじめ決めておく「財政準則」の必要性も大きくなりましたが、政府は準則の柔軟性のみを強調しているのも問題として指摘されています。
Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ