台風11号「ノウル」が発生すると、歴代最強になる恐れがある理由

台風を育てる「高水温」の海…今は何度?
「9月なのに8月の台風経路に従った」
「ハイシェン」歴代最強まで発達しなかった理由「1日と6日の海水面温度差」
台風11号「ノウル」、最強段階の可能性「韓半島は避けられる」

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台風第10号「ハイシェン」の次に発生する台風の名前は「ノウル」となっています。 北朝鮮が台風委員会に提出した名前です。

気象庁は「ハイシェン」後に発生した台風の種である「熱帯低気圧」はまだないと発表していますが、発生すれば歴代最強になるとの見通しが日本で出ました。

台風「バービー」と「メイサーク」、そして今回の台風「ハイシェン」も比較的緯度の高い北緯20度付近で発生した後、急激に強くなってから我が国に方向を定めました。

台風が強くなった理由は海水がとても暖かかったからです。

■台風を育てる「高水温」の海…今は何度?

この写真は、韓国国立水産科学院衛星海洋情報室で公開されたNOAA位相映像です。

昨日(8日)韓半島沿岸の海水温度は黄海と東シナ海を見ると23℃から25℃。

台風が強くなって上がってくる北緯25度、日本の沖縄の南は29度まで上がっています。

台風が発生するより南の方の温度はこれより高いということです。

日本の気象庁によると、現在、日本の本州南方の北緯20度の海面の温度は30度と記録的に高くなっています。

このため台風が発生すれば、史上最強に発達する可能性があり警戒が必要だと、日本気象庁は呼びかけています。

■「9月なのに8月の台風経路に従った」

日本気象協会が運営する「tenki.jp」によると、今年は9月に入っても太平洋高気圧が強く発達し、8月によく見られる経路で動いたと伝えました。

7月の台風は韓半島の西海岸に沿って北上し、8月には日本九州を経て韓半島の東海岸に沿って上がってくるルートで主に移動して、9月以降は主に日本の方に曲がって北上するという説明です。

台風は高気圧の周りに沿って進むために今回の10号台風「ハイシェン」は9号「メイサーク」と同様に九州西方の海上に北上し、韓半島、東海の方に方向を定めました。

■ハイシェンが歴代最強まで発達しなかった理由?

気象庁は台風の「ハイシェン」について「これまでに経験したことのない記録的な暴風」を記録すると予測しましたが、実際にはそこまで発達していません。

その理由も海水面の温度で見ることができます。

北緯20度、東経120度から130度の間の海面温度を見ると、9月1日には30℃まで上がり歴代最強になると予測しましたが、「ハイシェン」が九州の方に北上した9月6日には同地域の海面温度は27℃まで下がったためです。

■台風11号、過去最強の可能性「韓半島は避けられる」

日本気象庁は台風がよく発生する北緯20度付近の海水面の温度が、8月は暖かい空気に覆われた上、日差しも強く、平年より2℃高い30℃以上となり、こうした海水面の温度が平年より高い状態は9月末まで続くと予想しています。

こうした記録的な高水温状況で台風第11号が発生し、30℃近い海上を通過すると「最強段階」まで発達する恐れがあるとして注意を呼びかけました。

韓国の立場として幸いなのは、今後、太平洋高気圧が徐々に東に後退すると予想されるため、台風10号のように韓半島に来るのではなく、台風「ノウル」は9月の典型的な経路である日本の本州を直撃する経路を選ぶ可能性のほうが高いという点です。

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ