世界中あちこちでコロナ終息宣言…韓国「痛恨のミス」目立っていた

ニュージーランド・台湾・ベトナム、終息を目前に控えた「強力封鎖」
韓国、確定診断者が減った時「固め」に入るべき
国内外の専門家ら「ニュージーランド・台湾ベンチマーキング」

全世界が果てしない「コロナトンネル」を通っている。 このような中、コロナの終息を宣言したり、宣言を控えている国々も登場し、羨ましがられている。 米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、韓国時間11日午後4時基準で、世界新型コロナウイルス感染症(コロナ19)の感染が確認された人は約736万人で、死者は約41万6000人に上る。 このように全世界を襲ったコロナ事態の中で、どの国が「コロナ早期撲滅」に成功していて、その秘訣は何だろうか。

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スロベニア・ラオス終息宣言、ニュージーランド・台湾・ベトナム目前

コロナ19との戦いで勝利したと宣言した国としては、まずニュージーランドとスロベニアが挙げられる。

ニュージーランド政府は8日、自国内の確定診断者が「0」人だと発表した。10日間あまり新規確定者が発生しなかったのはもちろん、最後の感染者も回復したからだ。 ニュージーランドは今月15日、コロナ終息を公式宣言する予定だ。 人口約482万人の南半球の島国ニュージーランドでは、これまで確定者1504人、死者は22人発生した。

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スロベニアは先月14日、欧州諸国の中で真っ先にコロナ終息を宣言した。 スロベニアの累積確定者は1488人、累積死亡者は109人で、他の欧州諸国より相対的に少なかった。

東南アジアでも終息宣言国家が出た。 11日(現地時間)、ラオスメディアのビエンチャンタイムズによると、ラオスも同日、終息を宣言した。 ラオスは59日連続で新規確定者が出なかった。 また、ラオス政府が明らかにした累積確定者はわずか19人だが、いずれも完治し退院した。

ベトナムと台湾では、地域社会での感染者が50日あまり発生していない。 これを受け、10人前後の従来の患者だけが完治すれば、終息を宣言する予定だ。

「ニュージーランド、台湾のように…ソーシャルディスタンスと入国制限を」

一方、韓国は「コロナ清浄国」のすぐ手前まで行ってから、再び確定者が増えている。 先月1日、新規確定者が10人未満に落ちたが、生活防疫に転換した先月6日から新規確定者が増えている。 今月1日から11日までの間、地域社会での感染者は426人、このうち412人(96.7%)が首都圏から出た。 一部から生活防疫への転換が時期尚早だったという指摘が出ている理由だ。

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国内外の多くの専門家は、特にニュージーランドと台湾の防疫成功に注目している。 高麗大学九老病院感染内科のキム・ウジュ教授は、「ニュージーランドは警察官、消防士などの必須人材を除いて自宅に滞在するようにし、台湾は事態初期に外国人の入国を禁止した」と説明した。 また、新規確定者が出ない状況でも、国家警戒段階を下げず、封鎖政策は徐々に緩和した。

キム教授は「国内で確診者が急減したときに手綱を引き締めるべきだったが、緩めてしまった。 そんなわけで国内防疫は確定者が減った増えたを繰り返しながら消耗戦になっている」と指摘した。 ただ、「米国や欧州の一部の国とは違い、まだ遅れていない」と語った。 続いて「ニュージーランドと台湾をベンチマークし、再び一定期間、強力なソーシャルディスタンスに切り替え、外国人の入国制限を実施しなければならない。 今がこれ以上の拡散を防げるゴールデンタイムだ。 その後、経済活動を再開すれば、かえって早期に危機を克服できるだろう」と主張した。

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キム教授が言及したニュージーランドは、「世界で最も強力な封鎖措置」を実施した国として挙げられる。 ニュージーランドで初めて感染が確認されたのは今年2月28日。 その後、確定者が28人だった今年3月19日、外国人の入国を全面的に禁止した。 確定診断者が102人に増えた同月23日には、必須事業所を除くすべての商店と学校を閉鎖し、イベントも禁止した。 その後も約5週間、高強度のソーシャルディスタンスを実施した。

ハーバード大のウィリアム・ハナジー教授は11日、米科学専門メディア「ポピュラー・サイエンス」とのインタビューで、「ニュージーランドは早くから国境を閉鎖し、大規模な地域社会への伝播が遅れている」と評した。 SNS放送を通じて随時国民と疎通したジャシンダ・アーダーン首相のリーダーシップも好評を受けた。

台湾も外部からの流入を徹底的に遮断したいわゆる「鎖国防疫」を展開した。 事態の初期、中国発入国を全面禁止するなど、迅速な国境封鎖が最大の成功要因に挙げられる。 また、中国を含むすべての国への医療用マスク(N95)輸出を禁止するなど、円滑なマスクの普及にも力を入れた。 このような努力の結果、人口2300万人あまりの台湾の累積確定者は443人だ。 このうち7人が死亡し、430人が退院し、現在治療中の患者は6人に過ぎない。

「ワクチン開発前の終息宣言は性急…未発見の感染者が多いかも」

ベトナムの防疫成功は「奇跡」と呼ばれる。 中国と国境が接しており、人口が約9700万人にのぼるにもかかわらず、死亡者がこれまで1人も出ていないからだ。

ベトナムは事態の初期、中国との国境を閉鎖する一方、海外入国者たちを14日間隔離措置した。 また、都市間の移動を制限する封鎖措置も下した。 コロナ19検査も攻撃的に行った。 今年4月の感染が確認された1件当たりのコロナ19検査件数は996.7件で、台湾(147.6件)、ニュージーランド(123.9件)、韓国(57.8件)を大きく上回った。 確定診断者が減っても油断しなかった。 12日連続確定者が1人も出なかった先月6日、生活防疫に切り替えながらもソーシャルディスタンスは強調した。

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スロベニアは他の欧州諸国に比べて高い水準の医療システムを備えており、感染者を迅速に治療できたという評価が出ている。

ラオスはコロナウイルスを「音のない殺人者」と規定し、高強度のソーシャルディスタンスを実施してきた。 ラオスのトーンルン・シースリット首相は11日、コロナ19退治を宣言し、「関連措置を責任感を持って履行した社会のあらゆる分野における国民の貢献のおかげだ」と述べた。

しかし、このような国々さえ勝利を宣言するのは性急だという指摘が出ている。 永遠に国境を閉鎖したり封鎖令を下すことはできないためだ。

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ソウル大ボラメ病院感染内科のバン・ジファン教授は、「コロナ19は世界で大流行しているパンデミックだ。 いかなる方法であれ、国家間の交流が行われる限り、感染者が出る可能性がある。 確定診断者数の減少が一部国家ではなく、世界全般の傾向になって初めて退治や終息を語ることができる」と述べた。

さらに、「海外では無症状感染者が最大80%に達するという調査結果も出ただけに、政府が発見できなかった感染者がさらに多い可能性もある」とし、「ワクチンが出る前まで終息という言葉は性急だ」と述べた。

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ