原油1000トンを流し真っ二つに折れた日本船舶 モーリシャス汚染「悪化の一途」
船に残った原油まで溢れ出し、事態悪化
前部は曳航、後部は事故現場に残る
インド洋の島国モーリシャス海岸に座礁し、現地最悪の原油流出被害を起こした日本の船舶が15日(現地時間)、結局真っ二つに折れた。 すでに1000トンにのぼる原油が漏れたのに続き、船舶に残っている原油がさらに溢れ出し、状況は悪化の一途をたどっている。
APなど外信によると、モーリシャス海洋部アラン・ドナ室長は「船体がこの日午後4時30分ごろ(二つに)分かれた」とし「前の部分をゆっくり曳航している」と明らかにした。 船の後部は事故場所にそのまま残っている。 これに先立って、当局は「環境非常事態」を宣言し、地元住民数千人とボランティアたちが出て、原油除去作業に取り組んできたが、同日は海岸周辺の警備が強化された。
事故貨物船わかしお号の船主である日本の3大海運会社、商船三井側は13日、「船に残っていた原油3000トンを除去する作業をほぼ終えた」と明らかにしたが、船に残っていた原油量が正確にどれぐらいか分かっていない。
わかしお号は中国からブラジルへ向かっていた先月25日、モーリシャス南東側のサンゴ礁の海で座礁し、6日から原油が漏れ出し、一帯を汚染した。
船舶には3800トンにのぼる超低硫黄燃料油、200トンのディーゼル油が積まれていたとCNNは伝えた。 流出した油のうち460トンは手作業で除去されたというが、あまりにも流出量が多いため、環境団体は被害復元に数十年がかかると憂慮している。 国連生物多様性条約によると、この地域は、ブルーラグーンとサンゴ礁の群落、800種あまりの魚が生息する海洋生態系の宝庫だ。
Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ