韓国鉄道公社の呉泳食(オ・ヨンシク)社長はこの日江陵市庁で事故関連会見を開き、「気温が氷点下に急激に落ちたことに伴う線路異常と推定される」と明らかにした。
呉社長はただ、「推定はできるが正確な事故原因は話しにくい」と付け加えた。彼の発言は車両と信号システムよりは線路に問題があったことに重点を置くものだ。
鉄道公社関係者は「調査をしなければわからないが、ひとまず突然気温が下がったことで問題が生じたのではないかという趣旨」と説明した。
だが他の鉄道関係者らの話は異なる。鉄道建設の責任を負う韓国鉄道施設公団関係者は、「正確な原因は集中調査をしなければわからない。きょう程度の寒さのために線路に異常が生じるというのは納得しがたい」と話した。
この日の江陵地域の最低気温は氷点下7~8度水準だった。風などを考慮し体感温度がさらに下がったとしても線路に異常が現われるほどの寒さではないという話だ。
同関係者はまた、「事故が江陵線本線と鉄道車両基地に入る支線が分かれる南江陵分岐点の線路分岐システム周辺で発生した。線路分岐システムで問題が生じた可能性も低くないように思われ徹底した調査が必要だ」と指摘した。
南江陵分岐点は当初事故発生地点と伝えられた信号所からさらに南に位置する。実際にこの日の事故で分岐器2基が壊れた。鉄道業界関係者は「分岐器がしっかりと接地していない状態で列車が通過し壊れたとみられる」と話した。
現地で事故原因を調査中の航空鉄道事故調査委員会の調査官も線路分岐システムの欠陥の有無を詳しく調べているという。また別の鉄道業界関係者は「寒さのためという呉社長の推定は認めがたいという反応が出ている。いろいろと確認することが多いと聞いた」と話した。
特に調査官は南江陵分岐点の線路分岐システムをコントロールする清涼信号所の信号施設に問題が生じたのではないのかを調査していると伝えられた。
万一この施設に欠陥があったと確認される場合、点検と整備などと関連した責任糾明も必要になる。
一方、鉄道公社は10日午前2時までに江陵線の復旧を完了し列車運行を正常化すると明らかにした。
2018年12月09日10時00分 [中央日報/中央日報日本語版]
https://japanese.joins.com/article/928/247928.html?servcode=400§code=430
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Source: おもしろ韓国ニュース速報