海上保安庁は情報交換のため各国と相互に海図を提供し合っている。韓国政府の国立海洋調査院とも行っており、韓国製の海図など約200点を保管。それらを調査している島根大の舩杉力修ふなすぎりきのぶ准教授(歴史地理学)が今回の記載を発見した。
韓国は1992年に国連の会議で日本海呼称の批判を始め、「『東海』は2000年前から使われていた」などと訴えている。ところが、93年に韓国政府が刊行した海図「韓国東岸南部」では、韓国領の鬱陵島ウルルンド周辺の海域に「東海」と表記する一方、隠岐諸島(島根県)の東側は日本海の韓国語訳に加え、英訳の「JAPAN SEA」と記していた。
また、77年刊行の海図「東海及黄海」第4版では、日本海の海域に「東海」と記しているが、括弧書きで「SEA OF JAPAN」と書かれていた。舩杉准教授は「これらの海図は韓国の主張に正当性がなく、矛盾していることを裏付けている」と指摘。ある政府関係者も「韓国の立場に一貫性がないことを示す証拠といえる」と話す。
呼称問題では、日本海を単独表記している国際水路機関(IHO)の指針改訂を韓国が求め、その是非を議論するため、IHOが日本や韓国などに非公式協議の開催を要求。関係国で調整が続いている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190318-OYT1T50045/
読売新聞 2019年3月18日(月)
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Source: おもしろ韓国ニュース速報